ミゲル・ペレス

ミゲルは、彼の6本のギターの弦と溢れ出る創造力で「オーケストラ」を奏でるギタリストだと言えるだろう。
彼の音楽、そして彼の伴奏には絶対的な安心感がある。
「スーパーサポーター」彼の伴奏で踊ると、そう感じるであろう。的確なアドバイスを惜しみなくくれる、そしてどんな状況に陥っても、必ず支えてくれる。ステージでのどんな小さい変化をも見のがさない感性を捉え、踊り、歌、ギターの三位一体を形成し、観客を強く揺さぶる。
「伴奏の王」と呼んでも過言ではないギタリストは日々の精進を怠らない。更に深く前へと進んでいる。フラメンコ界において確固たる経歴を確実に残している。
ギタリスト及び作曲家としての功績は、ニーム(フランス)での受賞によって称えられた。踊りの為の伴奏、および構成に非常に優れ、マティルデ・コーラル、マヌエル・ベタンソスらのアカデミー等で伴奏を勤める。
セビリアの老舗タブラオは勿論、日本でのタブラオ出演も多い。
数多くのフェスティバルにて彼が伴奏を勤めたアーティストにはホセ・グレコ、マノロ・ソレール、ラ・トナ、ラファエラ・カラスコ、アントニオ・カナーレス、パストーラ・ガルバン、ラモン・アマドール、デビッド・ラゴス、ホセ・バレンシア、ホセ・カラスコらがいる。
またウニオンコンクールにおいての優勝者エドゥ・ゲレロ、フェルナンド・ヒメネスらの伴奏も勤めた。
セビリア、ヘレスの地元紙は彼の伴奏について絶賛を送る。
また、自身のCD製作にも励み1作目「Con-Trastes」が既に発表されている。
現在はセビリアにあるマヌエル・ベタンソス フラメンコアカデミーにてのギタリスト、クラス伴奏を勤めている。